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２０２４年秋のゲームマーケット会場は千葉幕張にある幕張メッセです。首都圏でのゲームマーケットでは初めての都外での開催だと思います。自分が住む神奈川からはかなり遠くて大変です。両日とも７時間ずつの開催ですが、１日目の土曜は11:00-18:00、２日目の日曜は10:00-17:00とやや変則的です。なお、来年２０２５年春も幕張開催が決定しています。

ドイツからクニツィアが来日してステージでのトークやサイン会がメインイベントの一つだったのですが、体調不良のためにキャンセルになってしまいました。自分はその進行を行う予定だったので来賓パスを頂いたのですが、アークライトの好意でパスはそのまま使って良いということだったので今回は来賓パスです。

１日目の土曜日は、はたさんと待ち合わせて出発。東京駅の長い乗り換えを避けるために品川シーサイド、新木場乗り換えで会場最寄りの海浜幕張へ向かいます。

初日は会場で知人友人とたくさん会えました。特にこの土曜日しか出展しない、あるいは土曜日しか参加しないという人も多かったので、ブースでな買い物は明日に廻して、いろいろな人との交流を楽しみました。



夕方過ぎには会場を出て、スコットさんと一緒に近所の田野cさんの自宅に向かいます。ゲストルームのようなところで、２０人くらいでみんな買ったばかりのゲームを色々遊んでいました。タコライスをご馳走になりました。とても美味しい！




モンティホール セカンド Monty Hall 2nd
（プレイ時間　１５分）
人数が集まるまでにスコットさんと２人で、早速買ったばかりの「モンティホールセカンド」を遊びました。有名な数学の確率の問題「モンティホール問題」を題材にしたゲームだということです。ヤギか車かどちらかを推理するゲームなのですが、あまりモンティホールっぽさは感じず、カワサキファクトリーらしさを強く感じました。ゲームとしては面白い読み合いのゲームで何度か遊びたくなります。好みのタイプのゲームです。

結果：自分　３、スコット　０



カナスタ Canasta
（プレイ時間　各５０－９５分）
続けて、購入したばかりの別府さいさんのイラストのカナスタ専用デッキを使ってカナスタの２人ゲームをスコットさんと遊びました。個人戦は大昔にオンラインでしか遊んだことがなかったのですが、悪くないですね。そのあと、あと２人集まったのでペア戦を遊びました。やはり４人のペア戦が面白いです。

結果
１戦目（２人４ディール）：自分　３５２５、スコット　１９７０
２戦目（４人４ディール）：スコット＆自分　５２６５、しいたけ＆しのぶ　１９８５



２１時に解散となり、自分はスコットさんの家に泊めてもらいました。南船橋／船橋競馬場で乗り換え。この辺りの鉄道はややこしいですね。寝る前に１つだけゲームをしました。



ファイブ シーズンズ Five Seasons
スコットさんが購入した「ファイブシーズンズ」です。やはり構成表が欲しいというのが２人の一致した意見でした。ゲームは面白いのでケルトタイルとの比較をしながら構成表を作ろうと思います。

結果：自分　４１、スコット　４０

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２日目の日曜は主にスコットさんと会場を回りました。昨日はじっくりみられなかった小さなブースを周り、昨日会えなかった人たちにも会えました。まずは、昨日は品切れだった「まねきねこれくしょん」のプロモアイテムをもらおうとスタジオムンディに寄ります。運良く在庫がありました。キャンセルされてしまった本日１４時からのクニツィアのサイン会の掲示が置かれていました。来年は来てくれると良いなあ。

後半は主にイズナさんと会場を回りました。遅い昼食として会場でロコモコを食べ、近くのステージで１５時からHAL９９さんがMCを務める座談会「ボードゲームに関わる疑問を解決！　ゲムマ座談会３」を聴きにいきました。今回は海外での受賞やノミネートの経験があるデザイナー３名（敬称略）、宮野華也（ナナ、トリオ：SdJ）、常時次人（キャットインザボックス：ゴールデンギーク賞）、梶野桂（スカウト：SdJ）がそれぞれの体験を話すという興味深いものです。

最後に会場をぐるっと周って、今回のゲームマーケットは終了です。今回は会場での試遊がまったくできなかったのは少し残念ですが、予想以上にゲームや書籍を買ってしまい満足です。また来年！

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入手ゲーム一覧

１日目
レングス Length
モンティホール セカンド Monty Hall 2nd
カナスタ Canasta
まねきねこれくしょん Manekine Collection ＋ 金のまねきねこ
セカンドベスト！ 2nd Best!

２日目
のことのこ Noko to Noko
バロニズモ Balonismo
ギア Gear
ユアターン Your Turn
アニマナイズ Animanize
オルソノームズ Ortho Gnomes
ドングリシュギ Acornism
砂漠を越えて Through the Desert ＋ バザール拡張 Bazaar

入手書籍一覧

１日目
めくるボドゲ
アナゴルゲームミュージアム会報誌 No.7
本当に面白いユーロゲームの世界

２日目
ボードゲーム教育概論Ⅰ
ボードゲーム教育概論Ⅱ
フィリピンの民間ゲーム

久し振りに賽苑のnakiさんと横浜で出会い、中華街や山下公園に行ったあとに石川町のリゴレで遊びました。



マラブンタ Marabunta （スペースカウボーイズ版）
（プレイ時間　４５分）
いつも使ってる「マラブンタ」が手元になかったので、ドイツのケルンでしのだけさんに買ってきてもらったスペースカウボーイズ版（ドイツ語）です。中央のボードも個人ボードも基本の面（虫が描いてある面）で遊びました。思ったよりもカップケーキがどんどん無くなり、９ラウンドくらいでカップケーキが尽きて終了です。終盤にマジョリティーで逆転したことが功を奏して４点差で勝利。nakiさんはダイスゲームはあまり好きではないとのことですが、このゲームはまずまず楽しんでくれたようです。

結果：自分　１２、naki　８



ファイブ シーズンズ Five Seasons
（プレイ時間　２５分）
続けて、通販で届いたばかりの「ファイブシーズンズ」です。「ケルトタイル」がどのようにリメイクされているのかは気になっていました。タイルは葉っぱの形になっていて、捨てるときはそれをボードの池に捨てるというのは風流な感じで良いですね。戦略的にあそぼうとするとやはり構成表が欲しいところです。スートによって点数付き、真珠付き、もう１手番のタイルの数値が違うので、「ケルトタイル」では手書きで構成表を作っていたのですが、できればこの構成表を全員分入れて欲しかったところです。思ったよりゲームが早く終わってしまうこともあり、このゲームの長さをプレイヤーが調整できるという部分はロストシティ／ケルトシリーズの魅力ですね。今回も欲しいタイルが池にあるのに取れずに終わってしまい敗北。

結果：naki　６５、自分　４５

第８８回の土嚢の会はゲームマーケット１週間前だからか参加者は５人。それでも初参加のかたが１名いて、色々と遊びました。初プレイは「のことのこ」「ディグリー」「ホットドッグ」「アンブレラ」ですが、「ホットドッグ」は息抜きのカードゲームで「アンブレラ」はパズルゲームです。今回遊んだネスターゲーム（土嚢）は「ガウス」だけです。




のことのこ Noko to Noko
初参加のうっかりさんがデザインしたという「のことのこ」を５回遊びました。四目並べですが、置いたコマの周囲がすべて裏返るというメカニクスです。慣れてくるとだんだん上手い手が見えてきます。手軽で面白いと思います。今週末のゲームマーケットで発売予定だそうです。




ディグリー Diggrie
（プレイ時間　１５分）

ゲルハルトの問題作？　５個のコマでの四目並べで、配置した後はコマを動かしていくだけです。これは膠着してしまうのでは、と思いましたがやはり予想通りそうなりました。どこかルールを間違えているのかな？　と２人で確認しましたが、合っているみたいですね。ゲルハルトのゲームはときどき膠着してしまいそうなものもありますが、ここまでひどいものはなかったのでは？　と言いつつ自分が見落としてしまい敗北。

結果：中村　勝利、自分　敗北



フラワーダンス Blütentanz
（プレイ時間　２０分）
先月のエッセンシュピールで購入したゲルハルトのアブストラクトゲームです。花が描かれた円盤を回転させながら相手側にコマを到達させるのですが、中村さんは一度に３つも回転によって進めたりと、かなり上手かったです。４つ到達させれば勝利で、自分はまだ２つしか到達できませんでした。敗北。

結果：中村　４、自分　２



カスカデロ Cascadero
（プレイ時間　９０分）
前回のクニツィア会で遊んだカスカデロがちょうど届いたので持ち込みました。運の要素がない多人数アブストラクトです。早取りの目標を中心に狙いながら各色のゲージを上げていったのですが、自分の色のゲージが最後まで届いてないうちにしのだけさんのコマが残り少なくなってゲーム終了が近づいてきます。これは５色ボーナスを狙う時間がないどころか、下手すれば足切りで負けてしまいます。それに気がついたしのだけさんが、こちらを脱落させようとする手を打ってきますが、懇願して最後の足切りだけはお情けで勘弁してもらいました。ちょっと見通しが甘かったです。

結果：しのだけ　４７、自分　４１、土井　３３



ホットドッグ Hot Dog
（プレイ時間　２０分）
息抜きにカードゲームです。手札はホットドック１０枚(数値１−５）とテーブルを示す３枚のカード。手番には５、７、９の３つのテーブル（数字はホットドッグの上限）をカードで示し、自分のホットドックを何枚でもビッドします。全員同時公開で、テーブルごとにビッドしたホットドックが少ないプレイヤーから順に配置しますが、上限を超えてしまうようには配置できません。上限ちょうど妥当れたことになり、報酬が得られます。この報酬（勝利点）はのちのビッドでのディスカウントにも使えて、なかなか悩ましいです。

昔のゲームだということですが、かなり楽しめました。これが再販されるとは素晴らしい。

結果：うっかり　１３、土井　１３、中村　８、自分　８、しのだけ　６



アンブレラ Umbrella
（説明　１０分　プレイ時間　各１５－３０分）
「アンブレラ」はしのだけさんがエッセンで手に入れた多人数パズルゲームです。プレイヤーは4４ｘ４のボードに指定された通り４色の傘を置き、隣接するプレイヤー間のボードや中央のボードにも傘を置きます。目的は与えられたパターンを１色の傘で完成させること。そのために４ｘ４のボードの傘をスライドさせて他の傘と入れ替えていくのです。

手番には中央のボード、左右のボード、自分のストックのいずれかから傘を選びスライドさせます。面白いのはスライドさせる方向と押し出された傘を置く場所が逆になっているところです。つまり左のボードから選んだら左から押し込んで、押し出された傘は右のボードに、上からなら下（自分のストック）に、という具合です。最後に自分のストックにあるものはペナルティーになってしまうのですが、ここのある傘は自分しか使えないので計画が立てやすいです。

ほとんどプレイヤーインターアクションはありませんが、パズルとしてはなかなか面白いです。２回遊びました。

結果
１戦目：自分　１７、土井　１４、しのだけ　１３
２戦目：しのだけ　２０、じゅんこ　１８、自分　１１、土井　７



ガウス Gauss （ネスターゲームズ版）
（プレイ時間　２０分）
最後は土嚢のなかから懐かしの「ガウス」です。久し振りでしたが相手のコマを置いてうまく自分のコマをグループにするタイミングが難しいですね。序盤に自分のディスクがリスクゾーンに入ってしまい、その後もマイナス点を喰らわないようにしていたのですが１点差で敗北。

結果：中村　９、自分　８



ランチは土嚢風のおいなりさんでした。また来月！