ゲーム・インデックス

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Trick Taking Party 2017.09.10

TTP10-20170910.JPG第10回目となるトリックテイキングパーティーです。参加は3回目。くまごろうさん主催で、場所は川崎・武蔵小杉です。テストプレイやTTP賞の応募作などを主に遊びましたが、合間に2つだけ市販のゲームを遊びました。




フォッペン Foppen
(プレイ時間 35分)
Foppen20170910.JPG久し振りに遊ぶ「フォッペン」です。ゴーアウト系のトリックテイクということ以外はすっかりルールを忘れていましたが、シンプルなのですぐに思い出しました。1トリック目以外は直前のトリックで負けたプレイヤーは参加できないという非常に変わったトリックテイクです。また誰かが上がると(つまりカードを全てなくすと)残りの数値が失点になるので、ゴーアウトできないようであれば大きな数字を切るべきですが、ゴーアウトできるならうまく小さな数字を処理して最後は大きな数字で勝ち切りたいところです。ここが良いジレンマになっています。また1はワイルドでいつでも任意にフォローできるがそのスートでは最弱という面白いカードで、後半はなんとこれが4枚すべて手札に配られるというラッキーなことがありました。

結果:ミスミン 11、風太郎 8、suoh -9、自分 -10、大橋 -47



知略 悪略 Mit List und Tücke
(説明 5分 プレイ時間 3ディール70分)
MitListUndTucke20170910.JPG「ハットトリック」や「シュティヒルン」の作者パーレッシュのメイフォローのトリックテイク「知略悪略」です。「ハットトリック」同様に、厳密にはメイフォローではなく4種類あるスートのうち各トリックでは3スートまでしかプレイできないという縛りがあります。もし自分の手札が単一スートでそれが出せないスートだったら、そこでディール終了となるのです。切り札はなく、リードスートの最も高ランクが勝者、リードスート外で最も低ランク(同ランクならば先出しがより低い)が、そのトリックの敗者となります。トリックでプレイされたカードのうち、トリックの勝者が半数、敗者が半数のカードを場から取ります。これをスートごとに分けて自分の前に完全公開で並べます。そしてトリックの敗者が次のリードをするのです。もし全員がスートをフォローするとトリックの敗者がいないので、半数のカードは捨てられ、この時に限り勝者が次のリードをします。

得点はかなりひねってあります。4種類のスートの獲得枚数を数え、2スートの枚数の積とそれ以外の2スートの枚数の和(和が0のときは1として数える)の商が得点になります。つまり、4スートの枚数を多い方から、x、y、z、wとすると、(xy)/(z+w)が得点なのです(ただしz+w=0のときはz+w=1として考える)。つまり特定の2スートを平均的に取り、残りの2スートは取らないようにすれば高得点が望めます。

おそらく今回が初プレイです。記録を見ると2003年以降にはプレイした形跡がありません。ほぼメイフォローとして、なかなか面白いゲームです。これは是非欲しいものです。また遊びたい。風太郎さんによれば、6人が理想という話ですが、4−5人でもやってみたいです。

結果:戦闘員ディー 70、suoh 54、ミスミン 51、りかち 46、風太郎 36、自分 35


川崎テーブルゲーム会シャッフル 2017.09.09

夕方5時からという短い時間ですが、川崎・元住吉のシャッフルに参加しました。



ブンブンかくれんぼ Honigbienchen
(プレイ時間 各5分)
Honigbienchen20170909.JPGここのところ連続して遊んでいるブンブンかくれんぼです。6つのミツバチの位置を覚えるという単純な記憶ゲームですが、そのミツバチがプレイヤー間を移動するので、覚えるのが難しくなっています。久し振りに一緒に遊ぶ枇杷さんが、嬉しそうににやにやしながら遊んでいたのが非常に印象的でした。3人で2戦、4人で1戦し、なんと3戦3勝という快挙です。このゲームで勝ったのは久し振りかも。

結果
1戦目:自分 勝利、朝倉いひ、枇杷
2戦目:自分 勝利、朝倉いひ、枇杷
3戦目:自分 勝利、朝倉いひ、枇杷、大賀



クマ牧場 Baerenpark
(説明 15分 プレイ時間 30分)
Baerenpark20170909.JPG割とよく名前を聞くので、一度くらいは遊んでみたいと思っていたゲームです。ポリオミノ(正方形をつないで作った形)を個人ボードにうまく置いていくというパズルゲームで、置いてカバーしたマスによって、さらにポリオミノを得られたりボードを追加できたりします。また早い者勝ちでボードを埋めると建てらえるクマの像、目的を達成するともらえるボーナスカードなどがあり、この辺りと限られたポリオミノの取り合いが少々のインターアクションを生んでいますが、基本的にはソロプレイです。この手のパズルは好きなのですが、ゲームとしては1度遊べば十分です。ウボンゴ3Dの方が良いですね。

結果:自分 109、Sato 94、大賀 86、ミスミン 72



バンパイア Vampir
(説明 5分 プレイ時間 各15分)
Vampir20170909.JPGこれも先日遊んだばかりなので、ルールは完璧です。クニツィアのラミーゲームといえば「ラミー17」の方が有名だと思いますが、この「バンパイア」もなかなかです。2戦遊びましたが、どちらも最下位で無効になったスートが1-2ほど現れて、かなり僅差でのトップ争いとなりました。2戦目はミスミンさんがたったの3スートのメルドで勝利したのが鮮やかでした。1戦目を制した戦闘員ディーさんは2戦目も2位でコンスタントに強かったです。

結果
1戦目:戦闘員ディー 30、Sato 29、ミスミン 13、自分 13
2戦目:ミスミン 21、戦闘員ディー 20、自分 19、Sato 13



海賊 Pirat
(説明 10分 プレイ時間 各10-25分)
Pirat-Boxes.JPG「海賊 Pirat」はアミーゴから1992年に出版されたクニツィアのカードゲームです。何度もリメイクされており、「コルセア Korsar」がハイデルベルガー(2002年)、ティルシット(2005年)、アシンクロン(2010年)、ホモルディカス(2013年)、コザイク/グループSNE(2015年)から出版され、「ルート Loot」がゲームライト(2005年)から出ています。さらに中国製の海賊版の「海賊」もあります。それぞれに味がありますが、基本ルールは同じです。目的は自分の海賊船や海賊で商船を攻撃して獲得することです。

(写真は左上(あるいは上)から年代順:アミーゴ版(1992)、ハイデルベルガー版(2002)、ゲームライト版(2005)、ティルシット版(2005)、アシンクロン版(2010)、ホモルディカス版(2013)、コザイク/グループSNE版(2015)、海賊版(不明)。なおカードの写真ではアシンクロン版とホモルディカス版は同じで、海賊版は撮っていないので6列です)

Pirat-MerchantShips.JPGコンポーネントはカードだけ。商船が21枚、海賊船が40枚、海賊が4枚、それに提督が1枚で計66枚です。ゲームの目的となる商船は、描かれたコインの数が得点を表しており、2から6点まであり、すべてを合計すると76点です。海賊船は4スート(赤、黄、緑、青)が各12枚、海賊は各1枚です。海賊船は攻撃力がドクロの数で表されており、各スート12枚の内訳は、攻撃力1、2、3、4が、それぞれ2枚、3枚、3枚、2枚となっています。なお、海賊や提督の攻撃力はどんな海賊船も上回ります。なお、第2版以降ではカード枚数が、商船25枚、海賊船48枚、海賊と提督を合わせて合計78枚と、増えています。商船カードも8点まであり、合計100点です。詳しくはバージョンの違いの項を参考にしてください。

ゲーム開始前に、66枚のカードをすべて混ぜてシャッフルし、各プレイヤーに6枚ずつ配って残りは山札とします。手番には、カードを1枚プレイするか1枚山札から補充するかのどちらかです。商船カードは自分の前にプレイします。もし1巡のあいだに攻撃されなければ自分のものになります。海賊船カードはすでにプレイされている商船に対して、出したプレイヤーがわかるように、商船カードの脇に自分の方に向けて出します。複数のプレイヤーが1隻の商船を攻撃する可能性ありますし、攻撃された自分の商船に対してカードを出して防御を試みることができます。さらに後の手番で、これまでに攻撃した商船にカードを加えて攻撃力を増すこともできます。商船に対してカードを出して攻撃(防御)する時には、各プレイヤーは異なるスートでなければならず、1人のプレイヤーのカードはすべて同スートでなければなりません。つまり1隻の商船に対しては、最大4人までしか攻撃できないのです。各スート1枚ずつしかない海賊カードは、既に同スートの海賊船を出しているときに出せます。

Pirat-Pirates.JPG手番の最初に自分の攻撃力(海賊船のドクロの合計値)が単独最大の商船や、自分が出した商船でだれも攻撃しないものがあれば、それらをすべて獲得します。海賊はどんなに強い海賊船よりも強いですが、海賊同士ならば後出し勝ちです。提督は自分の出した商船に対してしか出せませんし、それ以前に海賊船を出している必要はありません。出せば1巡待つことなく直ちにその商船を勝ち取るという非常に強力なカードです。獲得した商船は他のカードと一緒に裏向きにして、自分の前に置いておきます。

こうして手札から1枚プレイするか、手札に1枚補充するかのどちらかを繰り返してゲームを進めます。山札が尽きたらゲームの終了は近いです。選択肢も手札から1枚プレイするか、手札を1枚捨てるかのどちらかへと変わります。ただし、手札の商船は捨てられません。山札が尽きてから、誰か1人の手札がなくなったらゲーム終了です。場の商船は、最多攻撃力が確定していればそのプレイヤーが獲得し、そうでなければ誰のものにもなりません。獲得した商船は得点ですが、手札に残った商船はすべて失点です。もっとも多くを得点したプレイヤーの勝利です。

Pirat-Admiral.JPGクニツィアにしては、かなりマルチ色の大きなゲームで、商船を獲得できるプレイヤーの直前のプレイヤーには攻撃をするかどうかのプレッシャーがかかります。どのくらいの攻撃力でどのくらいの価値の商船が勝ち取れるのかという、一種の競りのようでもあります。同時多発的に様々な場所で戦闘が起こっているので、自分の手持ちのカードをよく考えて、あらたに攻撃を仕掛けるか、追加で海賊船を出すのか、膠着状態(攻撃力を相手と同値にする)にして、のちに解決を持ち越すのか、さりげなく得点の低い商船を出してだれも攻撃してこないことを願うのか、などいろいろな考えどころがあります。また、終盤のゲームが終わるタイミングをきちんと読んで、手札の商船を出しきることも大切でしょう。マルチ性の強さから、個人戦では5人が適正だと思いますが、4人でもまあ遊べます。なお後述する6、8人のパートナーシップ(ペア戦)もお勧めです。

1巡待ってから手番の最初に単独最多で勝利するというシステムは「アタック/アイバンホー/ジェムディーラー/アタッケ」「タージマハル」「万里の長城/長蛇の列」などに受け継がれており、相手に一度だけ反撃のチャンスを与えるという好きなシステムです。これらのなかで、「万里の長城」が一番「海賊」に近いのではないでしょうか。「アクロン」など、アブストラクトゲームにもこのシステムは多く使われています。

Pirat-AnneBonny.JPG1992年以降、さまざまなバージョンが出ています。初版のアミーゴ版「海賊 Pirat」だけは66枚で、第2版以降の78枚とは提督のルールなどが異なります。ほのぼのとした絵柄で、自分は一番好きなバージョンかもしれません。次のハイデルベルガー版「コルセア Korsar」は「トール Thor」と同じ細長いおしゃれな箱です。ゲームライト版「ルート Loot」はアメリカっぽいのですが、あまり好みの絵柄ではないです。ティルシット版「コルセア」は劇画タッチっぽくて商船の絵柄も一番凝っています。アシンクロン版とホモルディカス版「コルセア」のカードは同一です。無難な感じで、商船や海賊船の点数や攻撃力がシンボルでなく数値で書かれています。コザイク/グループSNE版「コルセア」は、ハイデルベルガー版とカードサイズやデザインが似ており、海賊の名前も日本語で書かれています。

第2版以降では、4、6または8人でパートナーシップ(ペア戦)を遊ぶことができます。変わっているのはパートナーは隣りに並び、手番を連続して行うことです。そしてお互いの手札を見ながら相談をしても構わないのです。先手番のプレイヤーの手番の最初に商船を獲得します。そしていずれかのチームの手札が2人とも無くなったらゲーム終了です。海賊船がないスートの海賊でも、うまくパートナーと組み合わせれば使えるのです。何度か遊んだ頃がありますが、とても楽しいゲームで、もっと遊ばれても良いと思っています。

バージョンによる違い

商船のカード構成
海賊(初版):2点x5枚、3点x5枚、4点x5枚、5点x5枚、6点x1枚、計76点21枚
第2版以降:2点x5枚、3点x6枚、4点x5枚、5点x5枚、6点x2枚、7点x1枚、8点x1枚、計100点25枚

海賊船のカード構成
海賊(初版):各スート1、1、2、2、2、3、3、3、4、4 計10枚
第2版以降:各スート1、1、2、2、2、2、3、3、3、3、4、4 計12枚

提督に関するルール
海賊(初版):プレイしたら、即座に解決し、出したプレイヤーのものになる
第2版以降:プレイしたら、海賊と同じ扱いになる

パートナーシップ(ペア)戦
海賊(初版):なし
第2版以降:あり(4、6、8人)

Pirat20170909-1.JPG2種類のカードをすべて混ぜてシャッフルするというのは、近年のゲームにはあまり見られない手法で時代を感じますが、「ディギング」「ゴールドラッシュ」など他のクニツィアの初期のゲームにも見られます。準備が非常に楽で良いことです。初めて遊んだ時には、デッキを分けるゲームが多かった時代だったので、すべてを混ぜることに衝撃を覚えたものです。

初期のルール和訳にはかなりひどいミスがあり、このゲームを誤解して遊んでいたプレイヤーも多いと思います。まず、手番にはカード補充してからカードを出す、つまり両方のアクションをすることになっていました。また、同じ商船に攻撃する海賊船のスートは、本来のマストノットフォロー(同色禁止)ではなく、マストフォロー(他人と同色のみ可能)となっていて、最初に攻撃したプレイヤーに対する反撃の機会は非常に少なかったのです。さすがに、日本語版が出たこともあり、そういったことはなくなっていると思います。

Pirat20170909-2.JPG今回は4人で2回遊びました。4人なので相手を攻撃せずに商船を出す方が良いことも多いです。1戦目は大敗を喫しましたが、2戦目は久し振りにこのゲームで勝利できました。商船が手札に多いとつらいということですが、その場合にはどんどん商船を場に出し続けた方が良いと思います。とはいっても、手札運の大きなゲームなので、こうしてわいわいと手軽に遊ぶのが良いでしょう。膠着状態からどちらが先に動くのかといったあたりも、読み合いになって面白いですね。次回はパートナーシップを遊びたい。

結果
1戦目:ミスミン 28、戦闘員ディー 14、Sato 12、自分 4
2戦目:自分 25、Sato 18、ミスミン 10、戦闘員ディー -7



珍獣動物園 Einfach tierisch!
(プレイ時間 15分)
EinfachTierisch20170909.JPG最後に少しだけ余った時間で「ハイソサエティー」のアミーゴ版である「珍獣動物園」です。絵柄が可愛らしいのですが、あまり知られていないバージョンかもしれません。ミスミンさんは競りが苦手だと言っていましたが、見事に勝利。みんな結構お金を残しており、Satoさんは29も所持金があったのに脱落でした。

結果:ミスミン 10、クロマ 7、自分 0、Sato 14(脱落)


茅場町ゲーム会 2017.09.03

フジマキさん主催のクローズ会に参加しました。短時間でシンプルなクニツィアのゲームを中心に、みんなで和気藹々と遊べました。



ブンブンかくれんぼ Honigbienchen
(説明 5分 プレイ時間 各5-10分)
Honigbienchen20170903.JPGクニツィアの蜂ゲーム第1弾は「ブンブンかくれんぼ」です。簡単なゲームが遊びたいというまここさんのリクエストで、4歳以上という子供ゲームにしてみました。記憶のゲームなのですが、どんどんと蜂の巣が移動するのでなかなかすべて覚えきれません。蜂の巣を3つ集めてあと1つ、というところまでは何度か行ったのですが、勝ち切れず。最後は2戦とも、きたやまさんが2つ持っての勝利。

結果
1戦目:きたやま 2、まここ 1、こん 1、しお 1、自分 1
2戦目:きたやま 2、まここ 1、こん 1、しお 1、自分 1



はちみつくまさん Honeybears
(プレイ時間 35分)
Honeybears20170903.JPGクニツィアの蜂ゲーム第2弾は「はちみつくまさん」です。偶然に蜂のゲームが続いただけなのですが、蜂というのはけっこう良いモチーフなのかもしれません。

こちらはかなり悩ましいレースゲームで、1のペアが5点というのがとても良い味を出しています。第3ディールでは、まここさんが左隣りのこんさんの思うがままにワイルドカードで青を進めて、こんさんは一気に34点という大量得点。これはなかなか見られません。きたやまさんと自分は終始運が悪く、完全に出遅れてしまい追いつけず。

結果:こん 105、しお 94、まここ 76、自分 51、きたやま 46



珍獣動物園 Einfach tierisch!
(説明 5分 プレイ時間 各10分)
EinfachTierisch20170903.JPG続けて3人で「ハイソサエティー」のアミーゴ版である「珍獣動物園」です。このバージョンは結構久し振りですが、絵柄がユーモラスで良いですね。このゲームの良いところは、そのプレイヤーによって、そしてグループによって、相当相場や考え方が異なることです。なので熟練者が初心者に勝つことも結構難しいのです。今回は、思いの外みんなお金を使わずに、2回とも所持金最少で負けてしまいました。

結果(カッコ内は所持金)
1戦目:こん 22(28)、ひろぽん 11(29)、自分 19(12x)
2戦目:ひろぽん 7(51)、こん 4(50)、自分 24(28x)



バベルの塔 Der Turmbau zu Babel
(説明 10分 プレイ時間 45分)
TurmbanZuBabel20170903.JPGこれも久し振りに持ち込んだ「バベルの塔」です。提示したカードを手番プレイヤーに拒否されると得点になる、という独特のルールがピリリと効いており、ジレンマを高めています。どうしてリメイクの「プラネットラッシュ」ではこの部分を削ってしまったのかは、本当に不可解です。それはさておき、ニョッキさんは序盤からこのジレンマを楽しんでくれたし、誰が勝ってもおかしくない接戦で最後まで楽しめました。

結果:自分 70、ミヤ 68、しお 68、ニョッキ 62



バンパイア Vampir
(プレイ時間 各15-20分)
Vampir20170903.JPGクニツィアのゴルトジーバー三部作のひとつ。ラミー系ともいえる「バンパイア」です。カナスタなどと同様に数字はなく、場からすべて取るというのがなかなか面白いです。よく考えたら「スパイ」にも似てますね。場から取るのは効率が良いので是非狙いたいところです。

結果
1:自分 28、ミヤ 25、こまり 23、にょん 20
2:自分 31、ミヤ 25、こまり 23、にょん 23



ツインズ Twins (オインクゲームズ版)
(説明 10分 プレイ時間 30分)
Twins20170903.JPG携帯性に優れたオインクゲームズ版の「ツインズ」です。ツインズとペアの違いを説明する時に白と黒があるのですが、インデックスの部分が白のカードは中央の人のシルエットが黒、インデックスが黒のカードはシルエットが白なので、お洒落なのですが説明しづらくわかりづらいです。黒が2枚といつつ、白が2枚にも見えるし。

自分は序盤に大きく稼いだ以外は徐々に沈んでいきました。破産寸前だったにょんさんが、大きく稼いで一気にトップに躍り出たのがクライマックスですね。5ディール目できたやまさんが破産して終了。自分はプラスマイナス0の12点でした。

結果:にょん 25、しんかい 18、自分 12、スナギモ 8、こういち 4、きたやま 0(破産)



リグレット Ligretto
(説明 10分 プレイ時間 各5分)
Ligretto20170903.JPGドイツ人のアントンさんとダニエラさんに教えてもらったゲーム。トランプで遊ぶスピードの系統で、あとで調べるとどうも1960年からあるという古いゲームのようです。各自10ランク、4スートの同一のデッキを持ちます。裏面が異なるので誰のカードかがわかるようになっています。これを裏向きに10枚山札として置き、この10枚を使い切るのが目的です。さらに3枚を横に並べて、山札の1番上も含めて4枚を一斉に表にします。リアルタイムでそれぞれのスートで昇順のシークエンスをみんなで作っていくのです。つまり最初は1しか出せず、1の上には同スートの2しかだせません。場に制限はないので、1が8枚くらい並ぶこともあります。山札の一番上を出すと次のカードを表向きにします。横に並べた3枚を使っても同じです。また残ったカードの手札は3枚ずつ取って見て使うことができます。このルールがなんだかよくわからなくて(1枚ずつ見てもいいのでは、と思っていた)腑に落ちなかったのですが、あとでギークでルールを見るとこれで正しいようです。なんだか不可解なルールですね。7人で3回ほど遊びました。

結果:不明(アントン、ダニエラ、冬子、しんかい、菊子、エアンヌ、自分)



リカーーーリング Recurrring
(プレイ時間 2ディール35分)
Recurrring20170903.JPGここで、賽苑のリカーーーリングです。エアンヌさんも菊子さんもこのゲームは好きだということで、初プレイの冬子さんを交えて理想と思われる4人で遊びました。時間の関係で2ディール戦です。1ディール目は自分がうまく勝ち切ったものの、2ディール目は冬子さんが要所要所でパスをしてきてなかなか混戦模様になり、最後は冬子さんが1点勝ち。

結果:自分 24、冬子 15、菊子 10、エアンヌ 7



メディチ カードゲーム Medici: The Card Game (コザイク版)
(説明 10分 プレイ時間 45分)
MediciTCG-boxes.JPG「メディチカードゲーム」は2016年にコザイク/グループSNEから、翌2017年にグレイルゲームズからそれぞれ発売されました。クニツィア3大競りゲームのひとつである1995年の「メディチ」から、競りの要素を除いたゲームです。ちょうど「モダンアート」と「モダンアートカードゲーム」の関係に似ています。クニツィアのゲームでXXカードゲームというとXXから競りを抜いたものになるのかもしれません。

各ラウンドで1枚ずつ3枚までめくること、各プレイヤーはラウンドで5枚までしかカードを獲得できないこと、カードの数値合計と5種類の交易品の個数の両方の相対順位を競うこと、得点が最少のプレイヤーから次のラウンドを始めること、といった要素はボードゲーム版「メディチ」を受け継いでいます。競りの代わりに3枚までめくって獲得するというシンプルなルールになりましたが、悩ましいのは最後にめくったカードは必ず獲得しなければならないということです。

MediciTCG-cards.JPGコンポーネントはカードが110枚と得点コインが41枚だけというシンプルさです。カードは5種類それぞれの交易品につき19枚ずつで計95枚、それに加えて交易品がない数値だけのカードが15枚あり、総合計は110枚です。19枚の交易品カードの内訳は、数値2-5(それぞれ交易品1個)が4枚ずつと数値0(交易品2個)が2枚、そして数値0(交易品1個で紫色)が1枚です。15枚の交易品がないカードの内訳は、数値7が10枚、数値2(紫色)が5枚です。紫色のカードは110枚中10枚あることになります。

ゲームの目的は3ラウンドを通してもっとも多くの得点コインを得ることです。ゲーム開始時は0点から始めます。110枚すべてのカードをよくシャッフルして山札としたらゲーム開始です。手番には山札のカードを1枚ずつ、3枚まで任意の枚数をめくります。どこで止めても構いません。既にカードがめくられて並んでいるならば、まったくめくらなくても構いません。めくったカードはそれまでのカードとともに1列に並べます。そして、列の最後のカード(つまりカードを1枚でもめくったときには、最後にめくったカード)は必ず取らなければならず、それに加えてその前の2枚を任意に(どちらか1枚でも、あるいは両方でも)取ることができます。獲得したカードは皆に見えるように自分の前に並べます。

それぞれのラウンドで各プレイヤーは5枚までしかカードを獲得できませんが、紫色のカードはこの枚数制限に含まれません。5枚目を獲得したらこのラウンドでの手番はもうありません。これ以降、めくって紫色のカードだけ取るということはできないのです。1人を除いて全員が5枚獲得したら、その最後の1人にはあと1回だけ手番があります。これでラウンドは終了し決算に入ります。

MediciTCG-coins.JPG決算では、まず獲得したカードの数値合計の相対順位により得点が入ります。これはボードゲーム版の「メディチ(新版)」とまったく同じ得点体系で、6人の場合は1、2、3、4、5位にそれぞれ30、20、15、10、5点が入ります。その後、交易品のない数値だけのカードをゲームから除外し、交易品ごとに自分の倉庫エリア(自分の前の獲得したカードを並べているエリアの隣り)に並べて、交易品の数の相対個数を競います。2ラウンド目以降は、この倉庫エリアに獲得した交易品カードを加えていって、獲得した交易品の累計個数を競うのです。カードそのものが、ボードゲーム版での交易品トラックの代わりになっているというわけですね。得点体系はやはりボードゲーム版と同じく1位10点、2位5点です。さらにボーナスとして、それぞれ交易品を5個獲得しているプレイヤー全員に10点が与えられます(バリアントでは、さらに8個まで増やせば20点です)。これは独占ボーナスと呼ばれていますが、独占しているわけではないので、分かりづらいネーミングです。なお、このボーナスだけはボードゲーム版と少々異なります。ボードゲーム版では交易品6個で10点、7個で20点です。

場に出ているカードはすべて山札に戻してリシャッフルし、次のラウンドはもっとも得点の少ないプレイヤーから行います。カードのリシャッフルは6人だと必須ですが、4人以下だとカードが十分にあるのであまり必要性を感じないかもしれません。3ラウンド後に最も得点の高いプレイヤーの勝利です。

Medici&MediciTCG-boxes.JPG競りがなくなり、山札のカードのめくりが中心なので、ボードゲーム版「メディチ」よりもずっと軽いゲームです。感覚としては「フロカティサーカス」「近衛兵(古代ローマの新しいゲームより)」「チーキーモンキー」などをもう少し複雑にしたという感じです。

カード枚数110枚というのは、ボードゲーム版「メディチ」のカード枚数36枚に比べると約3倍ですが、3ラウンドを通してリシャッフルせずにカードを使うので3倍のカードが必要になるのです。6人だと獲得枚数に含まれない紫色のカードを除くと最多で90枚(6人x5枚x3ラウンド)必要ですが、紫色以外は計100枚なので、3ラウンドを通して10枚しか余裕がありません。もっとも、ボードゲームと違ってそれが競りで流されることもないので、十分な枚数なのですが。

カードはなかなかバランスが取れており、悩ましいです。数値7の交易品なしのカードを取って、数値の相対順位を上げるべきなのか、あるいは数値0のカードでより多くの交易品を得るべきなのか、とジレンマも分かりやすいです。紫色のカードは無条件で良いカードなのですが、全体の11分の1しかないのでこれを多く得るためには多くをめくらなければなりません。でもそれには当然リスクが伴います。また何と言っても最後にめくったカードは強制的に獲得しなければならないというルールが秀逸です。

交易品はそれぞれ21個ずつあるので、6人プレイの場合は自ずと上限が見えてきます。その辺りにも注意を払ってプレイするとより戦略的になるでしょう。5個以上を獲得しても、まだまだ1位争いには気を抜けないのはボードゲーム版とはかなり異なる感覚です。なお、ボードゲーム版「メディチ」と異なり、得点は5点刻みなので、交易品で2-3人がトップタイだと5点ずつ、2人以上が2位タイだと0点です。点差が出づらいゲームなので、ここは1点刻みにしたほうが良かったのではないかと思います。

Medici&MediciTCG-cards.JPG初版であるコザイク/グループSNE版(2016年)と翌年にオーストラリアから出版されたグレイルゲームズ版(2017年)があり、コンポーネントはその前後にそれぞれの出版社からリリースされたボードゲーム版「メディチ」と似ています。ボックスアートはコザイク版ではどちらも同じで、先に出たカードゲームはあとから出たボードゲームのグラフィックの上半分となっています。これはアミーゴ版の「メディチ」のグラフックが、のちの「メディチ対ストロッツィ」のグラフィックに拡張されたのを思い起こさせます。もっともコザイク版の場合はおそらく先にボードゲームのグラフィックがあり、それを一部切ってカードゲームのグラフィックにしたのだと思われますが。これに対し、グレイルゲームズ版は明るい青を基調とした鮮やかなグラフィックで、雰囲気を似せながらもボードゲームとカードゲームのグラフィックは異なります。

主要なコンポーネントであるカードは、コザイク版では初版のアミーゴ製の「メディチ」と似た雰囲気ですが、どうも平面的なグラフィックで見劣りがします。でもプレイアビリティーは悪くないです。グレイル版は、ボックスアート同様に鮮やかな色合いのグラフィックです。こちらでは獲得枚数に含まれないカードは紫色ではなく緑色です。不思議なのは、どちらの版もボードゲーム「メディチ」よりもカードのサイズが大きくなっていることです。これは逆の方が良かったのではないでしょうか。かなりテーブススペースが必要なゲームなので、カードゲームこそ小さなカードの方がプレイアビリティーが増すのではないでしょうか。

コザイク版の最大の問題点は、箱がギリギリのサイズにできているので、コインを袋に入れてしまうと箱に入りきらないことです。自分は、コインはバラバラのまま箱の仕切りの下に並べて収納しています。

グレイル版の長所としては、プレイヤー分のサマリーシートがあり、カード構成や得点体系が分かるようになっています。このサマリーシートで不思議なのは、0のカードには0と書かれていることです。実際のカードには書かれていないので、おそらく直前でデザインを変更したのではと思われます。

各エディションの違い

サマリーシート
コザイク版:なし
グレイル版:あり

コイン枚数
コザイク版:50x9枚、10x24枚、5x8枚、計41枚
グレイル版:50x12枚、10x30枚、5x12枚、計54枚

MediciTCG20170903.JPGこの日は最後の締めのゲームとして6人で遊びました。エアンヌさんは遊んだことがあるそうですが、これまではあまり良い印象を持っていなかったみたいです。でも3ラウンドに渡る熾烈な産物のマジョリティー争いがわかってくると面白いと言っていました。自分は1ラウンド目に合計数値に目がいってしまい、交易品でかなり出遅れてしまいました。手番で最後にめくったカードは取らなければならないので、ほどほどのところで妥協するという大人の判断が必要とされます。それができずに、終わってみれば最下位でした。6人でもさほどダウンタイムは長くないし、90年代的なプレイヤーインターアクションも、きちんと残されていて、素晴らしいゲームです。

結果:エアンヌ 140、きたやま 120、冬子 110、にょん 90、菊子 70、自分 60